永住権の直近11年間の許可率は50%前後永住ビザ
永住許可申請で気になるのは許可の確率です。入管庁の統計から過去11年分の許可率をグラフにまとめ傾向を調べました。直近5年は50%前後で申請者の半分が永住権を取得している形になります。
無料相談のご予約はこちらから

 

永住ビザのご相談~申請手続きまでオンラインでの打ち合わせ出来ます。

当事務所の近くでも遠方でも来所は不要です。

 

ご希望の方にズーム(zoom)のURLを送信いたします。

ご指定の時間にURLをクリックするだけで面談できます。

まずは相談フォームorお電話でお気軽にお問い合わせください。

過去11年間の永住権の許可率

永住権の許可率

 

この記事は永住許可申請の許可率をご紹介します。
弊所の行政書士が出入国在留管理庁の統計を読み解き分かり易くグラフにまとめました。

 

類似の手続きの帰化申請の許可率も調べてみました。
こちらは昭和44年から令和4年までの54年分です。

 

関連記事:帰化申請の許可率と不許可率

 

 

結論から申し上げますと以下の様になります。

 

  • 過去10年の許可率平均は69%
  • 直近の許可率は50%
  • 2017年を境に許可率が低下
  • 不許可者の人数も2017年以降は増加

 

一見高そうな数字に見えます。
しかしながら半分は不許可になる厳しい申請です。

 

過去10年間の永住ビザ許可率のデータ

まずはグラフの元となるデータをご紹介します。

 

受付数 許可(人) 不許可(人) 許可率(%)
2021年 64149 36691 25451 57%
2020年 57570 29747 25383 51%
2019年 56902 32213 22243 56%
2018年 61027 31526 27287 51%
2017年 50907 28942 20044 56%
2016年 52819 35679 15631 67%
2015年 56182 39820 15130 70%
2014年 50788 35800 13916 70%
2013年 62695 45179 16420 72%
2012年 61173 42176 18221 68%
2011年 56969 41429 14818 72%

 

データは出入国在留管理庁からお借りしました。
引用:出入国管理統計統計表

 

2021年から2011年まで11年間のデータは上記の様になります。
2022年の情報は2023年8月以降に公表されます。
公表され次第、データに反映したいと思います。

 

許可人数と不許可人数の合計と受付数が一致しないのは、統計に「その他」の項目があり2000人前後がそこに含まれます。

 

過去11年の永住権許可率のグラフ

永住権の許可率のグラフ

 

上記のデータを参考にして作成した許可率のグラフです。
2011年から2021年の11年間のデータです。
グラフにすると許可率の推移が分かり易くなります。

 

推移を見ると直近5年の許可率は50%~55%前後になります。
2011年から2016年の間は70%前後と確率が高かったのが分かります。

 

許可率が変動する時は、永住ビザの基準が変更する時です。
(大抵は厳しくなる)

 

2017年の4月から高度人材の永住許可申請が始まっています。
(滞在年数か何かで不許可になったのだろうと思われます。)

 

 

関連記事:高度人材から永住許可申請の必要書類

 

 

永住権の不許可者数のグラフ

永住権の不許可者数のグラフ

 

次は永住許可申請の不許可者数のグラフです。
こちらも上記のデータを参考に2021年から2011年まで11年間の情報です。

 

2011年から2016年まで15,000人前後の方が残念な結果になっています。
2017年から2021年は、20,000人から27,000人と大幅に増加しています。
不許可率の数字と同様に2017年を境に許可の難易度がアップしたことを示しています。

 

高度専門職ビザの永住ビザで、申請者が増えた結果として不許可者数も増加したのかと思えますが…
全体総数は大きく変化がありません。

 

マンガ、永住許可申請は難しい

マンガ、永住許可申請は難しい

 

ここまで永住権の許可率を見て参りました。
申請者の半分が合格する試験と考えれば比較的に易しい申請にみえます。
実態は全然簡単ではないです。

 

関連記事:永住権で不許可になる理由

 

まず永住許可の要件のハードルが非常に高い所にあります。
大半の申請者は要件を満たしたと確信した段階で永住許可申請を行います。
(記念受験みたいな人は殆どいない)

 

ダメ元の記念受験組が居ない試験は合格率が80%でもハードルが高い試験です。
永住許可申請もこれと同様です。

 

また永住ビザに限らず在留資格の申請は、見えづらいリスクもあります。
(配偶者ビザや就労ビザでも同様に)

 

永住許可申請は不許可になる方が少なくないです。
万が一、残念な結果になった場合、次回以降の在留資格や永住許可申請は特別な対応が必要になることも。

 

関連記事:永住権が不許可になった場合

 

少しでも確実に永住許可を取りたい場合は、行政書士など専門家に相談するのがベストだと思います。

 

女性行政書士お辞儀
 

以上が永住権の許可率でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

 

行政書士やまだ事務所 所長

行政書士 山田 和宏

 

日本行政書士会連合会 13262553号

大阪府行政書士会 6665号

申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)

大阪府行政書士会 国際研究会会員

大阪府行政書士会 法人研究会会員

 

【適格請求書発行事業者】

インボイス登録済

番号:T1810496599865

 

【専門分野】

外国籍の方の在留資格手続き、帰化申請(日本国籍取得)

年間相談件数は、500件を超える。

 

詳しいプロフィールはこちら

 

【運営サイト】

 

永住許可申請サポート

 

帰化許可申請サポート

 

配偶者ビザ申請サポート

 

経営管理ビザ申請サポート

 

建設業許可申請代行

 

 

無料相談のご予約

永住ビザ申請に関する問い合わせ電話

 

06-6167-5528

 

 

お問い合わせフォームは24時間年中無休で受付中!