このページは永住許可申請の推薦状の書き方と例文、ひな形のダウンロードページについて。
永住ビザの申請時に、推薦状を提出することがあります。
推薦状とは、申請者が永住許可に相応しい人であると入管局にアピールするための文書です。
ここでいう推薦は、家族や友人など申請人のプライベートな関係ではなく。
勤務先の代表者(社長)や上司、留学生時代の恩師など比較的パブリックな関係の人に書いてもらいます。
(第3者に文書を作ってもらうのがポイント)
申請者が自己推薦する文書は、申請理由書になります。
推薦状を提出することで、審査にはプラス評価(入管的には積極的)があります。
申請者を推薦してくれる人が日本に居ることは、日本社会への定着性があることを証明することになります。
日本社会への定着性は、永住許可申請の国益適合要件で評価されるものです。
会社や上司に書いて貰えるようなら、積極的に働きかける価値はあると思います。
ダメもとでも声かけをしてみては如何でしょうか。
警察や市役所などの公的機関から感謝状や賞状を貰っている場合。
これらのコピーを提出することも有効です。
特に警察からの感謝状はかなり強力です。
こちらの方は簡単に貰えるものではないので、あれば良いなという程度です。
上記の画像が弊所が作成した推薦書の見本になります。
上司や雇用主に書いて貰うときに、参考用にPDFでのテンプレートをご用意いたしました。
良かったら印刷してご使用ください。
推薦状は私的な文書といよりもビジネス文書に近い体裁になるかと思います。
申請理由書の様に細かく記載する必要はないかと思います。
(細かく具体的に書かれた方が良いけども)
推薦状の内容ですが…
A4用紙1枚程度のボリュームで充分だと思います。
重要なのは推薦者との関係性と推薦者が作成したことの証明です。
(申請者の自作で無いことを証明するため)
雇用主が作成する場合は、会社のハンコを推薦状に押印してもらいます。
上司や恩師などの場合は、所属先と連絡先と押印が有れば良いかと。
この場合、上司や恩師に入管から連絡が入る可能性を伝えておく必要があります。
審査官が電話して、「そんな物は知らない」や「書いた記憶が無い」と言われてしまうと一発で不許可になります。
(現在のビザ更新も厳しいことになります)
推薦書のテキストでの書きおこしを掲載いたします。
法務大臣殿
推薦状
私は○○△△氏の勤務先 (株)○○○社の代表取締役○×△◇と申します。○○△△氏は弊社に平成○○年4月1日に入社以来、営業部で10年近く活躍しております。○○○○氏は弊社にとって欠くことが出来ない優秀な社員です。彼の勤勉な仕事ぶりは上司に頼りにされ、持ち前の明るさや協調性で同僚や後輩からも慕われているなど人間的にも信頼に足る人物です。今後も彼にはさらに重要な仕事を任せて行き、将来的には弊社の幹部として活躍して頂くことを望んでおります。彼にはこれからも弊社を支える優秀な社員として、末永く日本で活躍して欲しいと思っています。
つきましては本推薦状をお送りいたします。ぜひ上記の内容をご高覧の上、○○○○氏に永住許可を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
令和○○年○○月○○日
株式会社○○○社 代表取締役
○× △◇ 印
以上が永住ビザ申請で提出する推薦状の書き方と見本でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。